北海道マラソン(1)

<前日>
やってきました北海道。6月に300km、7月に350kmと走行距離を伸ばし、10kmのベストを更新し、ヒザの故障のおかげで筋トレにも目覚め、3時間10分を狙うためにほぼ計画通りにトレーニングできた。モチベーションを保てたのはもちろん、大した走りができなかったらこのツアーの費用がもったいないからに他ならない。
札幌に着き、昼食はさっそくラーメン。月見軒でみそを注文、うまいなぁ。少しカラ目なのがまたいい。

ホテルにチェックインしてから受付へ。受付に行くと増田明美さんがアディゼロのCM撮りをしていたので早速ケータイでパシャッ。受付のあと、開会式まで時間があったのでゴールとなる中島公園の入り口をうろうろ。

代々木RCのメンバーさんとともに和気あいあいとした開会式に出席。うーむ、こんな立派なレースに出るのは初めてだ、緊張するなぁ。
開会式の後は、代々木RCでの食事会へ。ガラにもなくアルコール絶ちをしている私はウーロン茶やジュースを片手に食事をほおばる。ただ炭水化物系があまりなかったので帰りにオニギリを一つ買って食べた。
ホテルに戻り、家内に軽くマッサージをしてもらって、24時前後には就寝。生涯初フルのときは朝3時くらいまで眠れなかったけど、こういうところは年の功か。
<当日レース前>
7:30起床。12時すぎのスタートなので朝食は遅めの8:30からにした。ビジネスホテルなので北海道の海の幸ではなく普通のバイキング。パン2つとゴハンでおなかいっぱい。チェックアウトして少し用事を済ませて11時過ぎに真駒内競技場へ到着。
初めての大会で勝手が分からず、着くのもちょっと遅かったのでまともなアップができない。結局、ウェアに着替えてから軽く走って、最終点呼の場所でストレッチをした。点呼はRCチップを着けてセンサーを通過するだけのものだったが、すごい混みようだったので、空くまで延々ストレッチ。
点呼を終え、ゼッケン番号のところに並ぶ。4000番台の私は本当に後ろの方。聞いたところによるとハーフや10kmの記録でエントリーすると4000番以降に回されるとか。
うーん、もうちょっと予想タイムに即した配置はできないものか。スタート後に押し合ったりするのは周囲とのペース差も一因なのに。男子の参加資格で10kmタイムなら31分以内となっていることといい、とても陸連がからんだ大会とは思えない。
<スタート〜前半>
10分前からカウントダウンが始まる。競技場内の気温は早くも30度という放送。でも関東のじめじめした30度以上を飽きるほど体験していると、北海道の湿度の低い30度は全然涼しい。
今回のペース設定は、最初のロスタイムを2分として5kmごとのラップを22'10〜30にまとめ、あわよくば3時間10分を切ろうという計画。もちろん代々木RCでささやかれているサブスリーなどは全く考えていない。
シューズのひもを結びなおしたり、持って走るためのウィダーインゼリーの口をあけたりしているともうスタート!もちろん渋滞で全然走れない。アップ不足がどうしても気になるので、まぁゆっくり行こう。スタートラインを通過したのが1'15後。ロスタイムは予想をはるかに超えそうだ。
結局、真駒内から出るまでまともに前には行けず。一般道に出ても、センターライン沿いでないと前を抜けない。抜くときに一時的に加速するので、ペースもめちゃくちゃだ。5km通過は27'15、がっかり。ようやくこのあたりから蛇行すればすり抜けれる程度になったので、なんとか自分のペースで走る。
その時は焦りはなかったつもりだったが、10kmまでは20'59ととんでもないラップ。計画は早くも失敗。ただ下りのおかげか全然速く感じなかったので、気持ちペースダウンした程度で15kmは21'30、20kmは21'36で通過。こまめにスポンジを取って右ヒザを冷やしていたし、まだ行ける、ロスタイムは取り戻した、とその時は思っていた。