ランナーズニーとO脚と私

ランナーズニーという俗称で有名な腸脛靭帯炎というケガをして以来、いろいろと自分の身体を見つめなおすことが多くなりました。ケガというのは不幸なことですが、ケガをして体の歪みを知ったことは間違いなく幸いだと思います。

まずは練習後のアイシング。今まではアップやダウンでストレッチをしていれば充分だと思っており、はっきりと不充分であることを突きつけられました。
初めは冷たさのあまりタオルの上からでしたが、もうすっかりアイスノンを直にくっつけて15分というのが定着しました。直後は皮膚の感覚がなくなりますが、これくらいの時間でないと患部が冷やされないそうです。ただし20分以上やると今度は凍傷の恐れがあるので危険です。

それと並行して、O脚の矯正です。
ケガ当時、脚をそろえて立つと両ヒザの隙間が2cmくらい開いていました。
やっぱり整体かな〜、インソールを作るのも良いって言うし・・・などと考えましたが、整体は1回5,000円以上で何度も通わないとだし、インソールは革靴をはじめ持ってる靴全部に作るのかぁ?スカイセンサーはAmfit対応だけど作るとやっぱり5,000円以上。
・・・まずは自分でできる方法を探そう。アイシングしても再発するようなら自己流じゃムリだから、その時はお金をかけるしかない。
ネットなどで「O脚の人は歩行時ほとんど親指側に重心がかかっていない」という話を読んで、まずは歩くときに親指の付け根でしっかりと地面を踏む練習から始めました。通勤などで歩いているときに意識するだけなので手間もかかりません。

歩きに慣れたころ、今度は走り方も変えることにしました。これまでの自分の走り方だと、足跡が一直線に並ぶのです。以前「なんば走り」が話題となった頃にも自分の走りがあまりヒザに良くないと思っていましたが、実害がなかっただけに走り方を変えて走力が落ちたり別の障害が出たりするのが怖くてできませんでした。しかし、実際にケガをしてしまった今となっては背に腹はかえられません。右と左の足跡が並行になるように意識して、なおかつ親指側になるべく体重が乗るように走る練習です。

初めは下を見ながら意識して走らないとすぐ戻ってしまいましたが、それからもう一月以上は経っているので最近は特に意識することもなくできています。骨盤のあたりの余分なひねりが無いためか、以前はたまに出ていた脚の付け根の痛みもこの頃は全く出なくなりました。ただ足の親指の付け根には何度もマメが出来ますが。

この方法が報われたのか、立った時の両膝の間隔は1cmくらいになりました。頑張ればくっつきます(笑)。どうやら、お金はかけずに済みそうな流れです。今後も、マメに負けずマメに頑張っていこうと思います。