東京マラソン
素晴らしい大会だった。いつも車がバンバン走っている都心の道路を端から端まで使い放題、道路の両側には高いビルと次から次へと訪れる名所、そして何より途切れない応援・ボランティアの人、声援、笑顔!
終わってみれば、荷物預かりの混雑も、預け忘れて泣く泣く捨てたウインドブレーカーの下も、逆にかぶり忘れた帽子も、スタートまでの冷たい雨も、ノーアップも全部思い出話。
距離 | スプリット | ラップ | ペース |
5km | 0:23:00 | 23'00 | 4'36 |
10km | 0:44:32 | 21'32 | 4'18 |
15km | 1:06:07 | 21'35 | 4'19 |
20km | 1:27:24 | 21'17 | 4'15 |
中間 | 1:32:08 | ||
25km | 1:48:55 | 21'31 | 4'18 |
30km | 2:10:06 | 21'11 | 4'14 |
35km | 2:30:31 | 20'25 | 4'05 |
40km | 2:50:30 | 19'59 | 4'00 |
GOAL | 2:59:00 | 08'30 | 3'52 |
- アップ 体操・ストレッチのみ
- レース フル(2:59:00)
- ダウン ストレッチのみ
- 月間走行距離:223.1km
起床は6:00。家でウエアからソックスまで着て出発したので、ついのんびりとしてしまいアップ走の時間はなかった。スタートの約30分前には整列締切、というのも原因ではあったが、まぁ3万人じゃしかたないか。ケガだけは避けたいので、並んだCブロックの後ろで体操・ストレッチのみ行なう。
今回は試しでFSのサングラスとセミロングのCW-Xタイツを初装備。良ければ佐倉で使おう。上はいつもの黄色いハーフジップTシャツに、ゴミ袋を切ったカッパのみ。腕が雨の冷たさでマヒしつつある。もうちょっとこの時期の雨装備を考えないとね。
そんな残念な天気ではあったが、石原都知事の挨拶やらで盛り上がり、待ちに待ったスタート。直後の紙吹雪にはビックリ。陸連登録者は前なのでもちろんスムーズだったけど、道幅がハンパじゃないので、荒川とかと比べて後ろもスムーズだった模様。
まずはマヒした手足を温めるべく、気持ちの良いペースで。下り基調なのであまり飛ばさないようにした。今回はサブスリーなんて全く考えておらず、5km通過の23分はほぼ予定通り。後方からアンパンマンの仮装ランナーが迫ってきて、大声援を受けている。楽しそうなのでついていく。少しペースアップになるも、コースは平らだしキロ4'20前後なら余裕がある。
給水は2ヶ所に一度程度、飲んでも2口くらいだけど、ボランティアの皆さんが大声で応援しながら渡してくれるのが嬉しくて取ってしまう。そして、とにかく沿道の応援がすごい。全く途切れないし、行く先々にいろいろな人がいて飽きない。品川から北上して銀座までは多少向かい風が効いたくらいで、あっという間にハーフ通過。1時間32分。後半の落ち込みを考えると、目標は3時間10分切りだ。内臓ダメージ予防のためポーチに入れていたガスター10(胃薬)を飲む。
アンパンマンが落ちていった代わりに、今度はドラえもんが前にいる。子供の人気者が続くなぁ。しかしこのドラちゃんが強い。応援に頭をペコペコさせながらもペースは維持。
20km通過時点で「30kmまではガマンガマン」と言い聞かせたが、浅草の応援(あれでも、大半の応援イベントが雨で中止になったらしいが)も楽しくて、ガマンするようなポイントもないまま30kmを迎える。給食ではあんぱんや人形焼をしっかりと頂く。
ここで時計を見ると2時間10分ちょっと。ランナーズハイなのか何なのか、全身をチェックすると、呼吸もラクだし全くといっていいほど疲れていない。ふと考えると「あれ3時間まで50分残ってる。あと12.2kmをキロ4分なら49分。切れるじゃないか」と、それまで30kmも走ってきたことなどすっかり忘れ、いきなりペースアップ。この前向きな考えは絶対に沿道の応援のおかげである。ただ、疲れがこれほど少ないのはCW-Xの威力なのかも知れない。というか、今の走力を考えるとそれしか思いつかない。
周りがサブスリークラスのランナーであっても、30km以降にキロ4分で走るとあっという間に抜き去ることができて気持ちがいい。橋のアップダウンも、上りでダッシュ、下りで呼吸を整える方法でパス。てっきり3つで終わりかと思っていて、4つ目の上りが現れた時はさすがにくじけそうになったが、あと数kmしかないんだからと根性で上る。
40km手前からは、早く終わって欲しいと思ったのか更にペースアップ。ひとり抜いたらまたひとり、の繰り返し。ビッグサイトの入口を曲がってゴールが見えた瞬間、応援の声も一段と高くなり、ラストスパートまでやってしまった。フルでラスト2.195kmの8'30というタイムは今後よほどのことがない限り自分に破られることはないだろう。ゴールゲートをバンザイしてくぐり、タイムは2時間59分ジャスト。3時間切れた〜!
ゴール後はさすがに呼吸がなかなか整わなかったけど、もらったポンチョはかさばらないし暖かいし、ゴール後の給水・給食も手荷物受取まで延々と続いていて、待機していたスタッフからも「お疲れさま」「おめでとう」の大合唱。感動的な幕引き。
ファンランではないが、応援や風景(東京タワーは下しか見えなかったが)を楽しみながら30kmまで走って、後半はタイム狙いの走り、結果はサブスリーと、中身の濃いレースだった。何度も言うようだがコース、応援、ボランティアが素晴らしかった。ぜひ来年も出たい。
手荷物も運良くすぐ見つかり、暖かいビッグサイトの展示場内で着替えてストレッチ。2FのampmでカップヌードルカレーBIGを買って食べ、人心地。代々木RCの面々と待ち合わせて月島に移動、ビールを片手にもんじゃ、お好み焼き、焼きそばを食しお腹も大満足。帰りの電車内では至福だった。寝てたけど。