タートル健康マラソン


4ヶ月ぶりの大会。
ヒザのケガ直後に少しムリをして参加した11月のEKIDENカーニバル以降、結婚式の準備やらで2月までほとんど練習していない状況で、時期的に早いのか遅いのか分からないけど、どうしても走りたくてエントリーしてしまった。今回のタートル健康マラソンには表彰式がない(まぁあっても私には縁はないが)。この大会は「記録」より「健康」を重視した大会なのだそうだ。練習ではなく本番できちんと走ってケガの様子を見たい自分にとってはちょうどいい大会だった。
ヒザはおそらく治癒はしても根治はしないと思う。靭帯と骨の摩擦が原因だから、長く走れば走るだけ少しずつ炎症が大きくなるし、休めば休んだだけ治るのである。結局は練習後のケアをきちんとしていけば問題なくなるのだろう。
ここまでの練習は、必ず中1日以上あけて行なってきた。やっぱりまだ不安があるので念のためだった。それがよかったのか、ここまでは一切症状は出ず、順調に来たと思う。ただひとつ、体重を除いては・・・
結局、練習を再開してから体重は65kgから増えるでもなく減るでもなく一定していた。ただこれはもう原因は分かっている。走っただけ食べてるし、肉のついた上半身をほとんど鍛えていないからだ。分かってはいるけど10km以上走った翌日くらい少しは減ってほしかったのだが・・・。

とにもかくにも、大会当日は来た。朝から快晴で予想最高気温も15度と絶好のマラソン日和。コースは荒川沿いといっても河口まで3kmというエリアで、赤羽駅伝や荒川マラソンの会場とはかけ離れている。都営新宿線で新宿から30分近くかかる東大島という駅が最寄りで、そこから徒歩2分である。
会場には9:00に到着。受付で参加賞としてTシャツと「浅漬けのもと」をもらった。こ、これは一体・・・はすだシティマラソンでの「セロテープ」も変な参加賞だったがそれ以上だ。

土手に場所をとって軽く身体をほぐしていると、どんどん参加者がやってきた。パンフを見ると、12kmだけで1200人以上のエントリーがある。人気のある大会だなぁ。人も多くなり盛り上がってきたところで、江戸川太鼓の演奏が始まる。気分が高揚してきたのでアップ走を1kmほどしてくると今度はエアロビクスのインストラクターによるウォーミングアップ体操?が始まるというではないか。こういうのはニガテなのだが、1000人以上はいるであろうみんなが参加しているので、なんとなく自分も中に紛れ込んでいた。いやー、リズムに乗って手と足を別々に動かすのって難しい。でも楽しい。かすかに残っていた不安が太鼓とエアロビで消えてしまった。

開会式をはさみ、いよいよスタートが近づく。気温も上がり、南風が強くなってきた。ここで、前半は追い風に乗って充分に余裕を残して走ろうと決めた。そういえば、本大会は健康を重視、といいつつこの強い日差しの中で「帽子をかぶりましょう」というアナウンスがなかったのは改めるべきトコロだと思う。

10:30に5kmのスタートがあり、10分後にはいよいよ12kmがスタートした!
参加者も大会の主旨をよく知っているのか、人数の割にスタート後の混雑もなく、追い風に乗ってのびのびと走ることができた。1kmごとのラップは4'30、4'10、4'10、4'07、4'05、4'08で、6kmを25'10で折り返した。予想よりかなり速いタイムだったが、全ては追い風のおかげ。給水も確実に取り、足の余力も充分にあった。ので、折り返しのあとペースを上げ3'55、3'55、3'58、4'02。10km地点で41分ジャスト。やった!少なくとも横須賀シーサイドの時よりは上だ。ホッと胸をなでおろす。
しかし残り2kmがキツかった。さすがに追い風から向かい風に変わったあとにペースアップした影響は大きく、みるみる足が上がらなくなってきた。残り1km地点では時計を見る余裕もなく、10km地点でよぎった「49分切れるかも」という期待も虚しく、49'30でのゴールとなった。残り2kmはキロ4'15平均か・・・でも思ったよりは落ちなかったな。ゴールした後はヘトヘトだったが、当初の目標を大きく上回り、50分も切れたしヒザの痛みも出ず充実感でいっぱいだった。

ウォーキングの部や、親子リレーなど大会の主旨どおりの雰囲気があり、沿道の応援も暖かく、必死の形相で走っている人もほとんどいなかった(ラストの私だけ?)ので、なんだか和やかで気持ちのいい大会だった。次もまた出てみたい、そんな気持ちになった。
少し休んでダウンjogをして、ストレッチとコールドスプレーでヒザをケアして、満足顔で会場を後にした。

体重65.0kg