練馬区アクアスロン大会

もともとは、引越をしたことにより石神井公園がとても近くなったことにより参加を考えていたのであった。ただ、練馬区に住むようになったわけではないので、区在住か在勤か通学じゃないとダメみたいなことがどこかに書いてあり、多分ダメもとで問い合わせてみた。
パンフが届くと、やはりそういう条件になっていた。ただ、パンフを我が家に返信してくれたということはもしかしたら…とメールで問い合わせると、実は昨年あたりから区外にも門戸を開いているとのこと。参加費は区民と同様500円のままで、はっきりいって破格。こりゃ出るっきゃないと即申込み。ところで、毎日電車で通過している石神井公園駅であるが、何度聞いても「100G公園」に聞こえる。なるほど100倍の重力か。鍛えるとスーパーサイヤ人になれるんだなきっと。
そういえば、アクアスロンとは主催者の造語(aqua+athlon)らしい。トライアスロンから自転車(bike)を除いたswimとrunの複合競技。正直当日まで、私はこんなにキツイものだとは思っていなかった。アクアスロンに向けたトレーニングは、引越やらなにやらで大したことはできなかった。しかし、いくらなんでもswim練習を直前に2回だけしかやらないなんて無謀だった…

そんなこんなで当日。
台風が近づいているせいか梅雨前線が押し上げられ、関東は朝から良い天気である。早めに起きて出かけると8:30には会場に着いてしまった。ちょうど始まった受付でパンフをもらうと、30〜40代は10:40スタートと書いてある。ちょっと来るのが早すぎたか?とりあえず無料で使える(100円玉リターン式)コインロッカーに荷物を押し込んでしプールを見にいく。やっぱり50mプールは広いな〜、もうすでにかなりの暑さになってきたのでウォーミングアップがてら泳いでいる人もちらほら。よしオレも…という気は全然おきず。泳いでバテたら大変だもんね。

9時を過ぎ、アップがてらrunのコースを1周(1.75km)してみた。おお、緑が多くて日差しがやわらかだ。これなら帽子はいらないか。でも公園のコースなのに普通の家が並ぶ路地も通るし曲がり角もしっかりある。自転車がでてきたら危険かもね。ゴール付近は土が剥き出しで短い上り坂なのでココが難所だな。

開会式で諸注意や競技の説明があった。なにしろ初体験のレースであるからしてコレを聞かないとトンチンカンなことをしてギャラリーに笑われるので真剣に聞く。swimは50x20mのプールの5m内側を周回することによって1周で100m、つまり4周するわけだ、気が遠くなる。swimが終わるとトランジションエリア(早い話が着替えるトコ)にてキャップやゴーグルを外してランシャツやシューズを着てrunコースへ、runコースは前述の1.75kmでこれを3周してゴール、という流れ。

アップはストレッチや柔軟を重点においてとっととすませてボケッとしていると、いつのまにやら10時で小学生の部から続々スタートしていった。うおぉ速いな〜、自分が小学生だったころは100M泳ぐなんてことは全くなかったので、100M泳いですぐ2km近く走るこの大会に参加している小学生は驚異的ですらある。中学生の部や女子の部なども次々スタートしていき、中には平泳ぎをしている人もいて、内心これにはすごく安心させられた。

そうこうしているうちに10:30、点呼の時間となる。さすがにまわりは強そうだ。私がブルワーカー使用前、まわりは使用後という表現が適当であろう。3分前にはプールに入り並んだ。2列目くらい。

さぁスタート!うわさすがに速っ。私もつられて練習より速いペースで泳いでしまう。というわけで完全なオーバーペースであった私は早くも1周したところで平泳ぎに変更。これはもう仕方がない、ギブアップするよりはマシである。とはいえだいぶ順位も落ちた関係で、まわりもそれほど速くなく、もともとクロールと大差ないスピードの平泳ぎなのでなんとかついていくことができ、プールから出たところでは順位は真ん中(12〜13位)あたりの模様。時計を見ると8'50前後、かかったなぁ。
トランジションでちょっとモタついた、というよりソックスをはかずに直接シューズという人を横目にソックスを履き、runコースに出た時には既に10分を経過。さぁ抜くぞと思うも身体がめちゃめちゃ重い。swimのダメージは想像以上だ。こらヤバイとペースを抑え目にして走った。特に2周目はツラかった…腕が足が上がらず、暑さもあり頭も朦朧としていた。でも、どうにか30〜40代の選手を7人くらい抜くことができゴール!ゴールテープを切った後はもう立っているのがやっとの状態であったが、オレンジを食べることは忘れなかった。走った後はなんでもうまいけど、このオレンジは格別だった。

ロッカーに戻った後もしばらく動けず、鍛錬不足を痛感した。何度も水分を補給して、どうにかまともに歩けるようになって、冷たいシャワーをあびて着替え、ようやく生き返った。一緒に参加した代々木ランニングクラブ代表のマハロ菊池さんに食事のできるところにつれていってもらい、ラーメンをほおばった。暑い日にヘトヘトになって食べるラーメン、これまたうまかったのなんの。

帰り際に、順位の速報がでていないかと見にいくと、なんと全員に完走証をくばっているではないか。あぶないあぶない、表彰式には縁がなくとも完走証はもらえるんだよ。お、順位も書いてある、6位だ。タイムは30'35、そうするとrunは20'30もかかっている。キロ4分だなぁ、遅いなぁ…。

来年出ることがあれば、もっと練習して30分を切ってやるぜ。今のところその気はないけど。