はすだシティマラソン

初レースより3ヶ月、久しぶりのレース。距離は前回同様10kmということで、この3ヶ月の成長ぶりを確認するとともに、2週間後の川崎ハーフへの調整レースという位置付けで臨んだ。このレースは過去の参加者の体験記などで距離が10kmより短いというのが分かっていたので、タイムより達成感を重視したい。
蓮田(はすだ)駅から会場まで地元観光会社の無料送迎バスが出ていたのがとても助かった(木村観光さんアリガトウ)。しかし降りるときに運転手さんに「ありがとう」を言ったランナーが半分もいなかったのがとても残念。

会場に着くと、のどかな田園風景の中に立派な体育館が建っていた。さいたま国体のフェンシング会場になる予定とのことで、館内もなかなか立派な造りになっていた。初めアリーナ内に陣取ったが床が冷たいため、下がカーペットのロビー(?)に移動した。既に多くの参加者が思い思いにストレッチをしていた。受付は8〜9時でその後すぐに2kmと5kmがスタートし、10kmのスタートは10:30と、開会式に出たあとも少しヒマだった。しかしこのヒマだと思った時間が実は重要だったとは…

数日前から天気予報は「日曜日は雨」で固定されていたため、100円ショップで丈の短いレインコートを買っておいたのだが、結果からいうと雨は降らず、気温も少し肌寒い程度で風も弱いと、レースにはなかなかのコンディション。
問題はウォーミングアップ。スタート40分前から開始と予定していたのだが、これがいけなかった。手首足首をほぐしjogを10分、そしてストレッチを入念に行なったところスタートまで10分を切ってしまった!本当は速めjogをあと10分入れるはずが時間がない、スタート地点近くで5分程度走って流しを入れただけでもはやスタート直前、当然の如く他の参加者でスタート地点がぎっしりになっており、予定タイム40分台のところに潜りこむのが精一杯。
いやはや、後から考えるとアップ時間はどう考えても少なかった。なぜ何の疑問もなく40分前からにしたのか…

10kmは1000人以上参加していたためスタート直後は大渋滞。スタート地点は広場を区切って細長くしてあったためだが、すぐ体育館をまわりこむために曲らなければいけないので、スタート地点を広げたらかえって危険だからということだろう。渋滞はしばらく続き、追い越しがスムーズにできるころには1kmくらい過ぎていた。最初の1kmは4'30〜5'00くらいかかったと思う。
焦った私は取り返すべくペースアップ、更に距離表示は中間点までないためさっぱり自分のペースが分からない。ウォーミングアップ不足に急なペースアップでまさにアップアップ(シャレ)。どこかのF1サーキットのように曲がり角だらけなので、アップダウンはないもののタフなコースであった。
いつのまにか中間点が来る。時計を見ると18'16、あぁこれは先日の5kmのタイムトライアルとほぼ同じタイムだ。ってロスタイムあってあと5km走るのにこのタイムは有り得ねー!中間点でどのくらい5kmより短いんだろう?あぁコレは遅いのか速いのか?ロスタイムを取り戻す為にどれだけムリしたのか?と混乱することしきり。

正直、後半のことはあまりよく覚えていない。後半は1km毎に表示があったが、時計を一瞥するだけでラップタイムを気にする余裕もない。足が重く、前のランナーになかなか追いつけない。沿道での地元の方の応援のおかげでゴールまで運んでもらったという感じ。ラストスパートもできず、ゴールしたときは「完走できてよかった…」というのが素直な気持ち。やはり右足の付け根の痛みも発生していた。ただ、大した痛みじゃなかったので、それが逆に力を出し切れなかったことを意味しているのかもしれない。と、その時はとにかく思考がマイナスの方にばかり向いていた。
記録証をもらい、体育館に戻って休憩した。タイムは36'37、後半のペースダウンはさほどでもなかったようで唯一この点は良かったと思う。

ところで今回もレースには骨董品のシューズを使ったのだが、終わってみたら足のツメを痛めていた。高校のときより身長少し増えているし、多分もう26.5cmのシューズじゃキツイということだな。とうとう使い納めか〜。次のハーフには先日購入したスカイセンサーか、距離が倍になるため場合によってはゲルフェザーを使うことになるかもしれない。

ところで、参加賞の中にセキスイのセロテープが入っていた。スポンサーだからというのは分かるが何に使えというのだろうコレは…?