横須賀シーサイドマラソン

本日は「横須賀シーサイドマラソン大会」当日。
実に15年ぶりのマラソン大会で、走り始めて1ヶ月ちょっとのトレーニングの成果が試される日。

5:30起床。予報通りの寒さ。体調は良好だが、やはり筋肉痛は抜けず。準備をし、予定時刻に出発。
8:10会場着。受付は7:30からやっているので、かなりの人数が到着していた。受付をすませ、どうにか荷物をおく場所を確保し、受付で配布されたゼッケン・RCチップを取り付けた。RCチップとは靴ヒモに取りつけて、ゴールラインを通過した時にセンサーが働いて自動でタイム計測をしてくれるスグレモノ。今では主な大会ではほとんど使われているが、もちろん15年前にはこんなものはなかった。浜風が強く一層寒いが、大会直前に買った魔法瓶に温かいヴァーム(アミノ酸ドリンク)を作って入れてきたので、それを飲んで暖まることができた。

8:50ウォーミングアップ開始。スタート地点の下見にいくとちょうど20kmがスタートするところだったので立ち止まって観た。神奈川大学や日大などの選手がズラリと顔を並べていてかなり壮観だった。聞く所によるとこの大会は箱根駅伝の常連にとっては良い時期ということもあって、学内予選も兼ねて出場しているらしい。この結果で箱根に出れる人が決まるとしたら、なかなか良い所に居合わせたことになる。20kmのスタートを見て改めて気合が入った。
風が強く、予報では晴れるはずが日が差さず、気温が上がらない。直前までレースで着るTシャツを半袖にするか悩んでいたが、この状況で長袖のTシャツを使うことに決めた。

9:40いよいよスタート。マラソン大会は通常とてもたくさんの人が出場するので、予想タイム(自己申告の場合がほとんど)が速い人から並ぶようになっている。誰だって前に並びたいものだが、私は今回は律儀に45分のところに並んだ。参加は1000人程度のようで、道が細めということもあり前にも後ろにも長蛇の列ができている。周りがうるさくてスタートまでのカウントダウンが全然聞こえず、いつのまにかスタート!

ウォームアップでは最後まで消えなかった筋肉痛が、走り始めたらまったく気にならない。心が、体が、走れる感動でいっぱいだった。最初は自分としてはスピードを抑えて走っているつもりだったが、かなりの人数を抜いて行けた。折り返しまで風向きがコロコロ変わり、道はほぼ一直線なのに追い風になったり向かい風になったりめまぐるしいが、周りの人を風除けに利用して走った。早くもゼーハー言って走っている人も多かったが、私は周りの景色を楽しんだり海を見たり、とにかく楽しく走っていた。この寒いなか沿道にもけっこうギャラリーがいた。途中、帰ってくる20kmの先頭集団とすれ違い、スピードの違いに愕然ともしたが、ひたすらワクワクしていた。

折り返し(ほぼ5km地点)まではあっという間だったが、しっかりと時間は経過していた。折り返しのタイムは22分ちょっとだったと思う。このペースでも45分を切れそうだと思ったが、前半は抑えたという気持ちがあるのでペースアップすることに。帰りももちろん風向きは複雑であった。半分を過ぎるともう自分より速い人ははるか先を走っているので、ペースアップすると1人また1人と風除けに使いつつ抜いていくことができた。給水ポイントでは、せっかく練習したのだからと(実は必要なかったが)給水をとった。

残り3kmの表示が出た頃には少し辛かったが、ペースを落とさないように頑張った。しかし、残り2kmの表示が出たらスパートしようと思っていたら、なんと残り2kmの表示がなく、機会を失ってしまった。結局、残り1kmのところでようやくスパートをかけ、失速せずに笑顔でゴール!!
腕時計のストップウォッチは42'33というタイムを示していた。最後の1kmは3'40程度で走れた模様。

ゴール後、着替えて会場に向かうと、入り口ではグリコのアイス「クーリッシュ」を配っていた。正直、この気温ではいくら走った後でもアイスは冷たすぎな気もするが、それはそれしっかりともらった。受付のテントで参加賞(横須賀シーサイドマラソンのプリントが入ったTシャツ。他にパンやミネラル水なんかも入っていた。)と完走証をもらい、正式なタイムは42'34だったと知る。気温は11.2度で風速6.6mだったそうな。つくづく、長袖のTシャツにしておいて良かった…。順位は10km全体で170位。たぶん1000人くらいいたと思うので、これも大満足。

表彰式はもちろん私には関係のないものなので、始まる前にそそくさと会場を後にした。Gパンに着替えて横浜中華街へ行き、ぶたまんやふかひれまんなどをたらふく食べたあと、夕方には新宿に戻り心ゆくまで飲み食いした。これまた至福のひとときであった。

次なる目標はまだ見えないが、これから冬真っ盛りになるためこれまでのようなペースでトレーニングするのも難しくなると思うので、次にレースするのは早くても3月。10kmで40分を切るのを目指すか、距離を伸ばして20kmもしくはハーフマラソン完走を狙うか・・・どちらにしても、楽しみである。