奥武蔵ウルトラマラソン

起床4:20、朝食4:30、出発5:05、関越を使って到着5:50。この時間で会場の駐車場は半分ほど埋まっていた。車の中だと熱くなるので、荷物は体育館、貴重品は預けた。
未知の距離のため、アップは身体をほぐすことに専念。トイレ行列に時間がかかったこともあり、スタート時間はすぐにやってきた。
序盤の周りのペースは予想以上に速い。グリーンラインに入る前のアップダウンに面くらった影響もあり、覚悟していたにもかかわらず、25〜40kまで延々と続く前半のヤマ場(文字通り)で激しくペースダウン。勾配の厳しいところでは早くも歩きとなり、後続に抜かれる展開。半分も来ていないという現実が更に追い討ちをかけ、弱気になる一方。後半にはしっかりとできた上り坂を走る走り方がさっぱり出来ない。ひたすら、次のエイドでのわずかな休憩とスタッフの励ましを楽しみに進む。エイドで水をかけてもらうのにサングラスを外したりつけたりしている中で、サングラスを落としてシューズで踏んでしまったことも。下ろしたてのオークリー(高い)なのでかなりショック。
それでも、刈場坂峠や大野峠などの見慣れた節目を通過するうちに気持ちが少しずつ楽になっていった。このあたりになると起伏はさほどでもなく、上ったら下りもあるので歩かずに進める。ここまでくると順位の変動はほとんどない。既に復路に入ったランナーを数えて、折り返しの段階で自分が総合29位にいることを知る。折り返しでは噂に聞いていた名物の水着ギャルに水を頭にかけてもらいリフレッシュ。同じく水をかけてくれた野人とカキ氷をくれたメイド男については士気に関わるのでなるべく目に焼き付けないようにした(笑)
復路は下り基調。代々木RCのメンバーをはじめ他のランナーとすれ違いにエールを交わしていると気分は高揚。下り基調とはいえ上りが全然ないわけではなく、とはいえ上りきったら必ず長い下りがあるので気分はラク。ただ、下りを走る走り方は決してうまいほうではない私は、延々と続く下りに苦戦。どちらかというとブレーキをかけるような走り方なので、あまりに長い下りは危険。実際、左のふくらはぎが軽い痙攣を起こす場面もあった。あんまり長いので、逆に上りになると喜ぶことも。後半になると他の(前の)ランナーは上りで苦労しており、上りなら抜けるというのもあった。ひとり、またひとりと抜いていくうちに前半の苦しみはどこへやら、着実に足はゴールを目指して走っていた。ただ、復路のユガテの上りはさすがに長く、勾配の厳しい所では割り切って早歩きを入れた。みんなバテバテなので抜いた人に追いつかれることはなかった。終盤は前にも後ろにもランナーが見えない状況で、エイドでは貸切状態。スタッフの励ましが自分ひとりに注がれるのが嬉しい。そういえば今回はすべてのエイドに寄り、平均コップ2杯の水分を摂取した。他のレースより多いが、特にお腹をこわすこともなかった。食べ物はフルーツと塩分主体。パワージェルも携帯し、30kと50kで補給。レース前のカーボローディングはしていないけど、エネルギー切れにはならず。
コースには5kごとに表示があり、それをカウントダウンしていった。下り基調なのでペースは安定しており、どれぐらい進んだかを考えるより、23分前後で勝手にポイントがやってくると考え、気が楽になった。終盤は標高も下がり一段と暑い。が、ペースが落ちることはない。スタートしたのが遠い昔に感じながら、一歩一歩かみ締めながら走り、歓喜のゴールへ。うん、良く頑張った。手早く体育館のシャワーを浴びて代々木RCメンバーが帰ってくるのを16時過ぎまで見届け、関越が混み合う前に帰路についた。

距離 スプリット ラップ kmペース
5 0:22:07 22'07 4'25
10 0:46:00 23'53 4'47
15 1:07:44 21'44 4'21
20 1:32:49 25'05 5'01
25 1:58:15 25'26 5'05
30 2:25:38 27'23 5'29
35 2:58:55 33'17 6'39
40 3:27:30 28'35 5'43
45 3:54:03 26'33 5'19
50 4:17:41 23'38 4'44
55 4:41:25 23'44 4'45
60 5:04:38 23'13 4'39
65 5:27:25 22'47 4'33
70 5:51:09 23'44 4'45
75 6:14:03 22'54 4'35
77 6:22:30 08'27 4'13

※10k地点は見逃したためスプリットはかなりアバウト。

  • アップ 体操・ストレッチのみ
  • レース 77k(6:22:30)
  • ダウン ストレッチのみ
    • 月間走行距離:77.0km